家造りは
先ず、設計から始まります
家の設計
それはまるで宝探しのようなものかもしれません
住まい手と造り手が歩幅をあわせ
一緒に宝物を探し出していく
そんな感じかも・・・
ここに
あなたが住むことを決めた土地
若しくは
住みたいなと思った土地があるとしましょう
そこに家を設計をする時
先ずは、その土地であなたが
どんな暮らしをしたいのか
それをイメージしてもらいます
たくさん、いろんなことをイメージします
新しい家で、実現したいこと
今までの暮らしの不便だったところ
好きな色
飾りたい絵
趣味
灯り
昼寝
風
etc・・・
そのイメージをたくさん集めていく
それらを箇条書きでもいい
書き留めていくと
それが
あなたが住む家へと
たどり着くための
宝の地図になるのです
その大事な地図を
住まい手と造り手が
共有し
そして
その地図を使い
歩幅をあわせ
宝物を探し出していきます
どこに座り
どっちを向いたら
気持ちがいいのか
いい風は
どこから吹いてくるのか
明るい空は
どこを向けば見えるのか
そうやって宝物を探し出す
そして
構造的なことや法律のこと
断熱のことや、冷暖房のこと
デザインや、細かな納まり
素材、
予算、
将来のこと・・・
さまざまな、要素を複雑に絡め
住まい手の生活をイメージしながら
設計者はたくさんの線を
紙の上に描いては消してを
繰り返していきます
集めた宝物がより輝きだすために
磨き続ける
そのうち最後に残ったシンプルな線が
輝きだす時が来ます
そうしてそのシンプルにまとめられた線が
やがて
住まい手にとって
豊かな暮らしをおくることが出来る
本当の宝物に。
本当の宝物の家になるのです。