新座市 民家解体

新座市の指定文化財としてこの地に建ち続けてきた立派な民家。地域の子供達に、昔の生活様式などを教える場として使われてきました。
大切に管理されてきた欄間(らんま)や建具は素晴らしいものばかりでした。ていねいに1本ずつはずしていきます。
銅板葺きの屋根の下は茅葺きになっていました。まずは銅板から。はずした銅板はリサイクルします。
屋内の畳なども1枚ずつていねにはずし、再利用します。欅(けやき)の大黒柱はなんと1尺2寸!圧倒的な存在感です。
屋根の銅板を外し終え、次は茅を手作業で下します。それにしてもすごい量です。
茅を下した後は、梁を1本ずつていねいに外してゆきます。
解体作業は、この家を建てた大工さんと反対の作業をしてゆきます。建てられた当時に思いを馳せながら、大黒柱の差鴨居(さしがもい)をはずします。
解体後は古材を運び出し、徹底的に片付けをします。すっかり何もなくなりました。
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