古民家再生ストーリー

解体

取り壊しが決定した旧家の蔵。「いつか古民家を再生して住みたい!」そんな夢を抱いていたご夫婦がこの蔵の梁を見て感動し、すぐに家づくりを決断しました。本当に力強く素晴らしい梁ですね!

保管・乾燥

解体後、ていねいに運ばれた古材は当社の古材倉庫にて大切に保管します。(古材をご希望のお客様には、こちらの倉庫に眠る古材をご覧いただくことができます。家づくりのための古材や古民具・古建具などを実際に見て、触ってお選びいただけます。まるで宝探しのようですね!)

施工(いよいよ再生!)

さあ、いよいよ蔵の梁や大黒柱が新たな家の一部として復活します。本格的古民家再生、解体した蔵をもう一度再現していく作業です。昔の匠の技や思いを誠実に再現し次世代へと引き継ぎます。
日本古来の伝統技法・継ぎ手による木組みの技や、貫構造、自然素材の土壁でできた家は住みやすく丈夫で、地震にも強いんです。まさに日本が誇る先人の知恵です!
構造材の搬入時には、ご近所の方が「すごい!」と見にいらしたそうです。たしかに並べられた古材は大迫力!
古材と新材を上手に組み合わせ、強い木組みをつくり出してゆきます。
昔の人はどんな方法でこの太くて大きな木を持ち上げて組んだのでしょうか。きっともっと大勢の人が、ひとつの家づくりに参加していたのでしょうね。
こちらは上棟式と外観・室内の様子。だんだんと形になってゆきます。当時の蔵の空気感はそのままに、快適で暮らしやすい家を…。匠の技とアイデアと設計力、そしてお客様とのコミュニケーションを大切にし、一歩一歩完成へと近づいてゆきます。
玄関ドアは重厚な欅(けやき)の蔵戸を再利用しました。お客様も家づくりに参加!
下駄箱の扉には銘木の木目を使って、俵屋宗達の風神・雷神を象嵌(ぞうがん)しました。
今にも動き出しそう!

完成

歴史ある蔵が新築の住居にカタチを変えて再生されました。やはりご夫婦が家づくりを決断した梁は圧倒的な存在感です!
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